目次
◆瞑想とは・・・
瞑想は紀元前4−5世紀にインドで発祥しました。瞑想からヨガが出来たと言われています。当時の修行では瞑想は必須でした。しかし、長時間もしくは長い日数、同じ姿勢を維持し続けるには体力が必要です。そこで、修行僧たちは体力をつけるためにヨガを編み出したという訳です。
簡単に瞑想を説明すると、瞑想は脳の掃除です。なぜなら、瞑想は一点に意識を集中させることで、散乱しがちな思考を絡みつかせて、思考が散乱しないようにして脳を休ませてくれるからです。そもそも、脳の消費エネルギーの60%〜80%は、デフォルト・モードネットワーク(DMN)に使われています。DMNとは脳が意識的な活動をしていないアイドリング状態でも動き続ける脳回路です。つまり、脳は何もしなく疲れてしまう性質を持っています。その脳を休ませることができるのが「瞑想」というわけです。
出典:世界のエリートがやっている 最高の休息法――「脳科学×瞑想」で集中力が高まる | 久賀谷 亮 |本
◆瞑想の効果
一般的に瞑想は、朝、晩の一回20分づつが最適とされていますが、自分の生活スタイルに合わせて続けて行くのが良いと思います。個人的には、1日5分でも良いので同じ場所、同じ時間に毎日瞑想する習慣をつけることで、だんだんと集中力がついてきた気がします。脳は習慣を好むと言われています。習慣化するのに42日間継続すれば、歯磨きと同じように、瞑想しないと気持ち悪い状態になることでしょう。ポイントは続けることです。
瞑想の10の効果
瞑想を継続していくと、下記のような効果を実感できるようになります。
習慣化するのは最初は大変かと思いますが、ぜひ、継続して瞑想を習慣化してみて下さいね。
・集中力が向上する
・創造性がアップする
・気持ちが穏やかになる
・記憶力が向上する
・ストレスと不安を軽減できる
・コレステロールの減少
・不眠症の軽減
・心臓血管リスク要因の減少
・脳の若返り
・免疫力がつく
科学的に証明された効果の一例
瞑想が不安やストレスに効果があるという実験結果です。
2001年にマサチューセッツ総合病院のサラ・ラザール(Sara W.Lazar)は、瞑想と経験による神経可塑性に関する実験を行った[9]。募集で集めた瞑想の未経験者の脳をMRIでスキャンした後に、半分の被験者を8週間で1日平均27分間あるがままに観察する瞑想プログラムに参加させ、終了後に再び被験者をMRIでスキャンした。全被験者のプログラム前と後を比較した有意な結果として、瞑想の参加者は学習や記憶に関連する海馬の灰白質密度が高まり、不安やストレスに関連する扁桃体の灰白質密度が低下していた。ラザールの実験は、瞑想が脳の自己認識、思いやり、内省といった分野に比較的急速に生理的変化を生じさせる可能性があることを示した[10]。
瞑想がリラックス効果があると証明された実験結果です。
ペンシルバニア大学のアンドリュー・ニューバーグは、深い瞑想状態や祈りの状態にある者の脳内の神経学的変化を研究した。ニューバーグによると、深い祈りを込めた瞑想は、上頭頂葉後部の活動を低下させ、血流を減少させていた。また瞑想者のメラトニンやセロトニン濃度は上昇し、コルチゾールやアドレナリン濃度は低下していた。前者2つのホルモンはリラックス時には上昇し、後者2つはストレス負荷により上昇するので、この変化は理に適っているとした。
◆瞑想の仕方
瞑想の仕方には大きく分けて2種類あります。一つは呼吸を使った瞑想法です。もう一つは″音″を使った瞑想法です。どちらも瞑想なので効果は一緒です。自分に合った瞑想法で長く続けることが一番効果が高いです。ぜひ、継続して下さいね。
呼吸を使った瞑想
1、足は肩幅くらいに開いて、椅子に姿勢を正して座ります。
2、手は軽く太ももの上に手のひらを上にしておきます。
3、目を軽く閉じます。
4、鼻と口の間の部分で、息が出たり入ったりするのを目を閉じたまま観察します。
5、何か考え事をしそうになったり、考え事をしてたのに気づいたら、鼻と口の間の部分を再度観察します。
6、それでも、考えごとをしそうになったり、考え事をしてたのに気づいたら、やはり同じ場所に戻って観察します。
7、一回の瞑想で20分が理想的な瞑想の時間と言われていますが、時間は自分が心地よく感じる時間を設定してみて下さい。時間になったら、ゆっくり目を開けてください。
音を使った瞑想
ほぼ呼吸を使った瞑想と一緒ですが、違いは、呼吸を観察するのではなく、マントラ(呪文のようなもの)を心の中で唱え続けるものです。
1、足は肩幅くらいに開いて、椅子に姿勢を正して座ります。
2、手は軽く太ももの上に手のひらを上にしておきます。
3、目を軽く閉じます。
4、心の中でマントラ(音)を唱え続けます。自分のマントラを持ってる方はそれを使って下さい。自分のマントラを持っていない方は″ソーハム″(サンスクリット語で何も無いという意味)を唱え続けて下さい。ソーハムについて瞑想中に考えない下さい。ただの音として捉えて下さい。
5、何か考え事をしそうになったり、考え事をしてたのに気づいたら、マントラに戻ります。
6、それでも、考えごとをしそうになったり、考え事をしてたのに気づいたら、やはりマントラを唱え続けて下さい。
7、一回の瞑想で20分が理想的な瞑想の時間と言われていますが、時間は自分が心地よく感じる時間を設定してみて下さい。時間になったら、ゆっくり目を開けてください。
瞑想の仕方を動画と図解で解説してます。参考にして下さいね。
下記URLをクリックしてご覧ください↓
瞑想の時間について
一回の瞑想の時間の目安は20分と言われてます。日の出と日の入りの時間の2回が理想的と言われていますが、現代社会ではその時間帯と時間を守るのは不可能な場合が多いと思います。
ですから、ご自身が都合の良い時間を決めて毎日継続することを目標としてみて下さい。継続は力なりです。素晴らしい効果を実感できるはずです。
ポイント
何も考えない深い瞑想は普通の人は通常はできません。上級者なら毎回可能かもしれませんが。一番大事なことは、瞑想がきちんと出来たかどうかに注目するのではなく、考え事をしたらそれを頭の中で広げずに、考え事をしていることに気づいたら、すぐに観察(音や呼吸の観察)に戻るということです。考え事をするのは極めて自然な現象です。むしろそれが普通です。しかし、気づいたら観察に戻るを繰り返し、継続することで、瞑想力が強化されます。いつも考え事をしてしまって、瞑想が出来ていないのではないか??と自分を責めたり疑わないで下さい。毎日の積み重ねが一番大事です。ぜひ、継続して頑張ってくださいね!
◆瞑想と潜在意識は関係しているの か?
瞑想は脳の掃除と書きましたが、心の掃除とも言えます。潜在意識は心全体を100%とすると、90%を占めている無意識の部分ですが、その中には、主に幼少期のトラウマだったり、お金や仕事の不安だったり、植え付けられた思考だったりと不要になった思考がたくさん詰まっています。瞑想をすることで、自然にスルスルと不要になった潜在意識の思考が掃除される効果も期待できます。
実際、私自身、瞑想を習慣化して9ヶ月になります。毎日10分と決めて毎朝、ほぼ同じ時間と場所で実践してます。瞑想を習慣化するようになって、不思議と過去の嫌な出来事を思い出さなくなりました。気持ちの切り替えが早くなりました。くよくよしなくなりました。集中力が増しました。ただ瞑想はとても地味なものです。しかし、世界中どこにいても出来る万能ツールでもあります。シンプルだけど素晴らしい効果を体感してみて下さいね。
まとめ
いかがでしたか?
潜在意識がいかに人生に多大な影響を与えているかお分かり頂けましたでしょうか?
親子関係、お金、人間関係etc.. 注意したいのは、潜在意識のせいにしないことです。潜在意識は私たちの大事な一部です。潜在意識のせいにして人生を嘆いたり、自暴自棄になってしまっては本末転倒です。一番大切なことは、自分と向き合ってみることです。
たとえ辛い過去や恥ずかしい過去だったとしても向き合ってみて初めて気づくこともあります。この「気づき」こそが人生を変化させる一歩となります。ただ闇雲に過ごすのではなく、ゆっくり空を見上げたり、お茶の飲んだり、自分なりのリラックスした時間を作って、向き合ったり、振り返ってみたり、本当は自分は何をしたいのか自問自答してみる時間を作ってみてください。
時間は過去から未来へ流れているのではありません。未来から過去へ流れています。つまり、自分が潜在意識の心の深い部分から本気でやりたいことを望めば、自ずと、脳がそれについての情報を拾ってアナタに届けてくれます。その第一歩は気づいて求めることです。人生は何歳になっても変えられます。変えられないと思ってるのは、自分が変化したくないか、いじけてるかです。勇気を出して、今から最初の一歩を踏み出しましょう!
最後までお読み頂きありがとうございました。
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